知人や家族から「しつこい」「くどい」などと言われ、「しつこいとはどのようなことを言うのだろう」と疑問を抱いた経験のある人は、少なくありません。加えて、「せっかくなら、しつこい性格を活かしたい」と思う人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、しつこい人に向いている職業を7つ紹介します。しつこい人が仕事・会社選びで重視するべきことも紹介するため、周りに「しつこい」と言われる人は、ぜひ参考にしてください。
1.しつこい人の特徴
「しつこい人」とは、執拗で執着心が強い人のことを言います。こだわり深く、粘着質な一面もある傾向です。しつこいことはデメリットばかりだと思われがちですが、メリットとなる特徴もあります。
以下では、しつこい人に共通する性格や心理などの特徴を解説します。
1-1.しつこい人の特徴1:アドバイスを言いがち
しつこい人は、ほかの人の言動に対してアドバイスを言う癖があります。間違った方法や遠回りの方法を少しでも行っている人を見かけたら、おせっかいと分かっていても助言をするケースは少なくありません。
悪気はないものの、度を超えたアドバイスをしてしまい、「余計なお世話だ」と言われた経験も多いでしょう。
1-2.しつこい人の特徴2:ポジティブ
しつこい人はメンタルが強靭で、誘いを断られたり、邪険な扱いを受けたりしてもへこたれません。ネガティブな言葉や対応を受けても、ポジティブなものに変換することができるため、明るい性格であることも多い傾向です。
ポジティブで明るい性格から、しつこい性格であったとしても、友人が多いことも珍しくありません。
1-3.しつこい人の特徴3:せっかち
しつこい人は、結果をすぐに追い求めがちな面があります。しつこいと思われたとしても、我慢できず、相手を急かすことも多いでしょう。
相手が自分の思い通りに動かなければ、気分を害してしまうことにもつながります。
1-4.しつこい人の特徴4:SNSが好き
SNSが好きなことも、しつこい人の特徴です。独りごとをつぶやく感覚でSNSを投稿し、1日に大量の投稿をすることは珍しくありません。SNSの投稿に反応があったら、嬉しくなって、反応をくれた人にしつこくしてしまう場面も見られます。
ほかの人の投稿を見ることも好きであるため、SNSを頻繁に開く癖もあります。
1-5.しつこい人の特徴5:粘り強い
しつこい人は非常に粘り強く、少しのことでは折れない性格をしています。諦められず、成功を収めるまで何度も挑戦することもあります。人間観家や仕事でも諦められない一面を発揮し、相手が折れるまで何回もアタックすることも少なくありません。
自分がどれだけ傷つこうと、成果を得るまでくじけないことは、しつこい人にとって大きなメリットです。
2.しつこい人に向いてる職業
しつこい人には、特有のメリットがあります。就職や転職をする際は、しつこい人の性格を活かしたものを選ぶと、ストレスなく働きやすい傾向です。
以下では、しつこい人に向いている職業を7つ解説します。
2-1.しつこい人の適職1:詩人
詩人とは、気持ちや考えを誌的に綴ったものを世間に発表することを仕事としている人です。しつこい人が詩人に向いている理由は、以下の通りです。
ポジティブだから
詩人は収入が不安定であり、趣味として活動している人や、アルバイト・仕事を行いながら活動している人も少なくありません。加えて、出版社に応募したり、ブログで発表したりした際にも成果が出ないこともよくあります。
そのため「将来が不安だったり、すぐに成果が出なかったりしても誌を書くことが楽しいから続けられる」とポジティブに考えられる人ではないと職業として成り立ちません。
しつこい人はポジティブな面もあるため、詩人になると楽しく仕事を続けられます。
SNSが好きだから
詩人の中には、SNSから有名になり、詩集を出版した人もいます。感情を揺さぶられるという意味の「エモい」というネットスラングが流行したように、SNSで詩を発表することで拡散されやすく、誌に感動してくれた人が集まりやすい傾向です。
2-2.しつこい人の適職2:コールセンター
コールセンターとは、お客さんと電話でやり取りを行う業務です。コールセンターの具体的な業務内容には、下記の通り2つの種類があります。
しつこい人がコールセンター業務に向いている理由は、以下の通りです。
せっかちだから
コールセンター業務は仕事量が多いため、スピードが常に求められます。仕事量の多さから、退勤時間まであっという間に感じることも多い傾向ですが、処理スピードが必須の仕事のため、マイペースな人は向いていないとも言えます。
一方、しつこい人はせっかちな性格をしており、応対スピードについて行けるため、コールセンター業務もしっかりこなせるでしょう。
粘り強いから
コールセンター業務の中でも、アウトバンドといった営業を行う業務では、粘り強さが求められます。電話営業では、断られることやすぐに切られることも多いですが、諦めずに違う新規のお客さんへの営業を行わなければなりません。
しつこい人は粘り強い性格をしており、新規のお客さんが折れるまで何回もアタックすることや、我慢強く電話をかけられることができます。
コールセンター業務のアウトバウンド業務では、給料以外に契約などに対してインセンティブをもらうことができるため、しつこい人が粘り強く仕事を続けることで収入アップも目指せます。
2-3.しつこい人の適職3:ホールスタッフ
ホールスタッフとは、飲食店で接客を行う職業です。ホールスタッフの業務内容には、下記のようなものがあります。
しつこい人がホールスタッフに向いている理由は、以下の通りです。
ポジティブだから
ホールスタッフは、直接的な要因がなくてもお客さんからクレームを受けることがあります。ときには理不尽な言葉を投げかけられるパターンもありますが、どのようなときでも明るく接客することが求められます。
しつこい人はポジティブで、理不尽なクレームを受けたとしてもへこたれずに次へとつなげることができるため、ホールスタッフの同僚やキッチンスタッフなどから重宝される人材です。
せっかちだから
ホールスタッフはたくさんの業務があるため、それぞれの仕事内容にはスピードが求められます。スピードが追いつかなければお客さんを待たせてしまうことにもつながるため、手早く仕事を行ってホールを上手に回すことが求められます。
しつこい人はせっかちな面もあるため、ホールスタッフ業務のスピードをものともせずに仕事を行うことが可能です。
2-4.しつこい人の適職4:救急救命士
救急救命士とは、傷病者が病院に搬送されるまで救急救命処置を行う職業です。しつこい人が救急救命士に向いている理由は、以下の通りです。
ポジティブだから
救急救命士は、24時間勤務であるため不規則な生活になりやすい職業です。途中で食事や仮眠休憩が6~8時間あるとは言え、状況や現場によっては寝る時間を取れないこともあります。さらに、最大限の救急救命処置を行っても傷病者を助けられないこともあります。
しつこい人はポジティブであり、不規則な生活であってもモチベーションが下がらず、傷病者の命を助けられなくても次につなげることができるため、救急救命士として活躍できる適性があります。
せっかちだから
傷病者への処置は寸秒を争います。1分1秒が命取りになるため、手早い処置のスピードと正確さが求められます。
しつこい人はせっかちで、結果をすぐに知りたがる性格をしているため、手早い応急処置を行うことが可能です。
2-5.しつこい人の適職5:SNSマーケター
SNSマーケターとは、SNSを通じて企業やビジネスのマーケティングを行う職業です。しつこい人がSNSマーケターに向いている理由は、以下の通りです。
SNSが好きだから
SNSマーケターは、SNSの使い方や活用方法を知っておかなければなりません。もともとSNS好きである人は、SNSの使い方はもちろん、ほかの人の投稿からマーケティング効果の高そうな戦略を吸収できます。
しつこい人はSNS好きであるため、SNSマーケターになることで企業イメージに合わせたSNS運用を行うことが可能です
粘り強いから
SNSマーケターの業務は、SNSを投稿するだけではありません。SNSの投稿内容からデータや数字を分析し、情報発信のさらなる改善を続ける必要があります。
しつこい人は粘り強い性格で、物事を継続する力があるため、SNS投稿とデータ分析をコツコツと続けてSNSマーケターとして活躍できるでしょう。
2-6.しつこい人の適職6:コンサルタント
コンサルタントとは、お客さんからの相談を受けて、課題と解決策を提案する職業です。しつこい人がコンサルタントに向いている理由は、以下の通りです。
アドバイスを言いがちだから
コンサルタントは、お客さんの問題解決に向けた適切なアドバイスをすることが求められます。
しつこい人は普段からほかの人に助言をしがちであるため、問題解決能力が鍛えられています。コンサルタントになることで、お客さんへ臆せずにアドバイスを言えて、感謝されることも多いでしょう。
粘り強いから
課題を解決し、成功に導くためには粘り強さが必要不可欠です。地道な努力とプレッシャーに負けない意識を持つ人は、コンサルタント業界で強く求められています。
しつこい人は粘り強く忍耐力があるため、コンサルタントとして労力や時間をかけなければならない場面でも、成功するまで継続できます。
2-7.しつこい人の適職7:Webライター
Webライターとは、Webサイト上で文章を書く職業です。しつこい人がWebライターに向いている理由は、以下の通りです。
アドバイスを言いがちだから
Web上にはさまざまな記事があふれています。豊富な記事の中から読んでもらうためには、読者ニーズを満たすような記事であることが求められます。特に、体験や体験をもとにしたアドバイスを執筆する記事は、読者にとって有意義なものとなるため、読者ニーズを大いに満たせます。
しつこい人は、周りの人にアドバイスや助言をしがちです。しつこい人がアドバイスや助言を記事にすることで、読者から必要とされるWebライターになれるでしょう。
SNSが好きだから
フリーランスのWebライターは、1人だけで収入を獲得しなければなりません。収入を得るための手段として使われるのが、SNSです。発信したブログをSNS経由で見てもらったり、SNSを見てくれた人が記事を発注したりしてくれることがあります。
しつこい人はSNS好きで、毎日のようにSNS投稿をしていることも珍しくありません。しつこい人がSNSを活用するWebライターになることで、収入の大幅アップや案件の獲得が見込まれます。
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3.しつこい人が仕事・会社選びで重視するべきこととは
しつこい人は、仕事や会社選びの際、下記の2つについて重視しましょう。
お客さんと密接にかかわれるか
しつこい人は、ほかの人とかかわることを好みます。お客さんと密接にかかわれる職業を選ぶことで、快適に働けます。
しかし、会社内部の人と密接にかかわる仕事・会社は重視しなくても構いません。会社内部の人と密接にかかわる仕事・会社は、勤務時間中は常にチームワークを求められることが多い傾向です。
しつこい人がかかわりすぎれば「しつこい」「うざい」と思われることがあるため、会社内部の人と密接にかかわる仕事・会社を選ぶ際は注意が必要です。
仕事が充実しているか
しつこい人は、暇な時間があれば、悪意がなくてもほかの人に執拗に絡むことがあります。暇な時間がなければないほど、しつこい人を周囲の人が苦手と感じるケースが少なくなる傾向です。
そのため、しつこい人は、仕事が充実しており常にスピードが求められる職業を選ぶとストレスなく働けるでしょう。
4.まとめ
しつこい人は「詩人」「コールセンター」「ホールスタッフ」「救急救命士」「SNSマーケター」「コンサルタント」「Webライター」といった職業に向いています。しつこい人がストレスなく、楽しんで仕事を行えるためにも、お客さんと密接にかかわれる仕事・会社や、暇な時間がない仕事を選びましょう。
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