夢見がちなことを考えず、いつも現実的なことだけを考えて、友達や家族から「リアリストだね」「現実主義者だね」と言われた経験はありますか?実は、リアリストの特徴や性格には、仕事をする上でメリットとなる性格が複数あります。
そこでこの記事では、リアリスト(現実主義者)の特徴や性格、心理をもとに、向いている仕事を解説します。仕事や会社選びで重視するべき点も紹介するので、リアリストの特徴や性格に当てはまった人は、ぜひ参考にしてください。
- 1.リアリスト(現実主義者)の特徴とは|性格や心理も
- 2.リアリスト(現実主義者)に向いてる仕事
- 3.リアリスト(現実主義者)が仕事・会社選びで重視するべきポイント
- 4.まとめ
1.リアリスト(現実主義者)の特徴とは|性格や心理も
リアリストとは物事を現実的にとらえて行動する人という意味で、現実主義者とも言います。リアリストは何事も冷静に判断して対処できるので、ほかの人から頼りにされている場合も珍しくありません。
以下では、リアリストの特徴や性格、心理を解説します。
1-1.リアリスト(現実主義者)の特徴1:計画性が高い
リアリストはしっかり計画を立てて行動します。旅行でもビジネスでも自ら進んで計画を立てるので、周囲から感謝されることも多いでしょう。
また、リアリストが練る計画は、目的ややるべきことがはっきりしているので、物事がスムーズに進みます。
1-2.リアリスト(現実主義者)の特徴2:感情的にならない
リアリストは、感情に惑わされずに行動することが可能です。冷たいと思われることもありますが、確実な判断ができるため、ビジネス上で重宝されやすい性格です。
加えて、心が激しく動く場面でも感情をコントロールできるので、常に正確で中立な結論を出せます。
1-3.リアリスト(現実主義者)の特徴3:常に冷静
想定外の事態が起こっても冷静に対処できる点も、リアリストの特徴です。苦手な相手のことも冷静に評価できるので、良好な人間関係を築きやすいでしょう。
1-4.リアリスト(現実主義者)の特徴4:最悪な事態も想定済み
リアリストは最悪な事態を想定しながら動いています。想定外の事態もあらかじめ計画に練りこんでいるので、ピンチのときでも決してうろたえることはありません。
1-5.リアリスト(現実主義者)の特徴5:損得勘定で動く
リアリストは自分にとってのメリットを重視します。物事を客観的にとらえて効率や長所を分析できる反面、対人関係をあっさり見捨てることもあります。
2.リアリスト(現実主義者)に向いてる仕事
リアリストは、働く上で強みとなる特徴や性格が複数あります。自分に合った仕事の情報を見て、適職や転職選びの参考にしましょう。
以下では、リアリストにおすすめの職業を解説します。
2-1.リアリスト(現実主義者)の適職1:コンサルタント
コンサルタントとは、お客さんからの相談を受けて、課題と解決策を提案する職業です。リアリストがコンサルタントに向いている理由は、以下の通りです。
計画性が高いから
コンサルタントは、計画書に沿って仕事を行うことが多い傾向です。目標を遂行するために確実な計画を立てなければならないので、計画性が高い人が向いています。
リアリストは計画性が高いため、確然たる計画を立てながらプロジェクトを遂行できるコンサルタントになれます。
損得勘定で動くから
コンサルタントは、年収や評価を実力主義・成果主義によって決められます。能力やスキル、会社にもたらした利益などによって年収や評価が決まり、モチベーションを上げながら働くことが可能です。
リアリストは物事を損得勘定で判断するため、コンサルタントのような実力主義や成果主義の職業に就くと、頑張りが目に見えて楽しく働けるでしょう。また、メリットやデメリットを分析して確実なアドバイスができるので。どの分野でも活躍できるコンサルタントになれるでしょう。
2-2.リアリスト(現実主義者)の適職2:介護士
介護士とは、高齢者や介護を必要とする人の生活に従事して、身の回りのお世話をする職業です。リアリストに介護士が向いている理由は、以下の通りです。
感情的にならないから
介護士は、介護施設利用者の食事や入浴、排せつなどの介助を行います。最初は利用者の身体介助に抵抗を覚える介護士も多い傾向ですが、身体介助をする際に嫌悪感を示せば、利用者が嫌な気持ちになる可能性があります。
リアリストは感情的になったり、感情表現を行ったりしないことが多いので、自分にとって嫌な仕事であったとしても利用者に嫌悪感を汲み取られることがありません。
最悪な事態も想定済みだから
介護士は、介護施設で起こった予想外の出来事を対処しなければなりません。万が一のことが起こっても冷静に対処できるように、起こりそうな問題と対応方法をあらかじめ考えておく必要があります。
リアリストは最悪な事態もあらかじめ想定しています。そのため、問題の対処方法や予防策を考えられ、介護施設で大きく活躍できる介護士になれるでしょう。
2-3.リアリスト(現実主義者)の適職3:システムエンジニア
システムエンジニア(SE)とは、システムやソフトウェア開発を行う職業です。プログラマーが中心になって行う下流工程とは違い、システムエンジニアでは上流工程を担っています。システム・ソフトウェア開発における上流工程・下流工程とは、下記のような作業を言います。
リアリストがシステムエンジニアに向いている理由は、以下の通りです。
計画性が高いから
システムエンジニアは、月単位や年単位でプロジェクトを担当します。また、納期も細かく設定されることも多く、スケジュールを立てながら目標に向かって行動できる力が求められます。
リアリストは計画性が高いだけではなく、目標遂行能力もあるので、お客さんからも同僚からも信頼されるシステムエンジニアになれるでしょう。
最悪な事態も想定済みだから
システムエンジニアとして業務に携わっていると「システムが予定通りに動かない」「原因不明のエラーが出る」「実装方法がどこにも掲載されていない」といった予想外の事態がよく起こります。そのため、予想外の出来事が起こる場合に備えて作業を早めに終わらせる能力が必要です。
リアリストは、最悪の事態を常に想定して行動ができ、作業を早めに終わらせることが可能のため、感謝されるシステムエンジニアになれます。
2-4.リアリスト(現実主義者)の適職4:タクシードライバー
タクシードライバー(タクシー運転手)とは、乗客とその荷物を、乗客が希望する場所へと無事に送り届ける職業です。リアリストがタクシードライバーに向いている理由は、以下の通りです。
計画性が高いから
タクシードライバーは、休憩時間を自由に決められます。加えて、個人タクシーのドライバーは、働く日や時間も自由に設定できます。しかし、歩合制なので、休みすぎては安定した収入を得られません。また、タクシードライバーは、急いでいるお客さんを乗せることもあります。そのため、稼ぎたい金額や目的地までの時間・効率のよいルートなどを計画立てられる人が向いているでしょう。
リアリストは計画性が高く、時間にシビアになりながら働けるので、お客さんからも感謝されることが多いタクシードライバーになれます。
損得勘定で動くから
個人タクシーのドライバーは、完全に自分の裁量によって給料が決まります。また、タクシー会社に属しているドライバーも歩合制であることがほとんどで、個人の働き方によって給料が決まることも珍しくありません。また、乗客を乗せれば乗せるほど給料が上がるので、頑張りが目に見える職業でもあります。
リアリストは損得勘定で動くので、歩合制のタクシードライバーと相性がよいです。効率を考えながら働けるので、高収入をゲットできるタクシードライバーになることも夢ではありません。
2-5.リアリスト(現実主義者)の適職5:警察官
警察官とは、下記のような業務を行い、人々が安全に暮らせるような社会を維持する職業です。
警備 | テロなどの犯罪を取り締まる |
---|---|
刑事 | 犯罪を捜査する |
生活安全 | 防犯や非行防止の指導を行う |
地域 | 鋼板や駐在所に勤務したりパトロールを行ったりする |
リアリストが警察官に向いている理由は、以下の通りです。
感情的にならないから
警察官は、市民の問題解決に励み、安全な社会を作らなければなりません。しかし、すぐに感情的になってしまう人は市民の意見を聞き入れられず、いざというときに人々を守れません。
一方で、リアリストは感情に任せて仕事をすることはせず、人々の意見を客観的にとらえられるので、秩序ある社会を維持できる警察官になれるでしょう。
常に冷静だから
犯罪や災害から市民を守るためには、冷静な対応を行うことが求められます。また、さまざまな人と接するので、冷静に状況を判断して素早い行動を移せる人が向いているでしょう。
リアリストは常に冷静に対処できるので、市民が安心して暮らせるまちづくりを行えます。
2-6.リアリスト(現実主義者)の適職6:営業
営業とは、会社の利益を上げながら、顧客のニーズに応えるためにさまざまな提案を行う職業です。リアリストが営業に向いている理由は、以下の通りです。
計画性が高いから
リアリストは計画性が高く、新しい環境にも臨機応変に対応できる力を持っています。問題解決能力も高いので、営業にとって欠かせない下記のような課題を分析し、解決するための計画を立てられます。
計画性が高いリアリストが課題を分析したり、解決したりするために計画立てて行動すると、トップセールスマンとして活躍できる人材になれるでしょう。
損得勘定で動くから
営業は、基本給与とは別に、歩合やインセンティブがもらえることがほとんどです。明確な規定は会社によって異なりますが、頑張れば頑張った分だけ給料が上がり、モチベーションを上げながら働きやすい仕事です。
リアリストは損得勘定で動くため、評価が給料に直結する営業職に就くと、高収入も目指せる人材になれるでしょう。
厳選比較!営業職におすすめの転職エージェント・転職サイト5選
2-7.リアリスト(現実主義者)の適職7:医師
医師(医者)とは、患者に対して適切な診察や治療を行い、人々の健康を守る職業です。リアリストに医師が向いている理由は、以下の通りです。
感情的にならないから
医師が感情をあらわにしながら仕事を行っていては、患者や家族を不安にしてしまいます。
リアリストは感情を見せなかったり、コントロールできたりするので、医師になっても感情を患者に見せることはありません。そのため、患者や家族の感情を揺さぶらずに診察や治療が行えます。
最悪な事態も想定済みだから
医師は、患者への正確な対応や医療ミスの防止が欠かせません。予想外のことが起きてもすぐに対応できる力が身に付いている人が向いていると言えます。
リアリストは最悪な事態を想定しながら働けるので、患者からの高い評判が得られる医師になれるでしょう。
3.リアリスト(現実主義者)が仕事・会社選びで重視するべきポイント
リアリストの人がストレスの少ない環境で働くためには、「会社の人とプライベートでのかかわりが少ないか」といった点を重視して仕事や会社を選ぶことがおすすめです。
リアリストの人は、良好な人間関係を築くことも難なくできます。よいチームワークも組め、仕事を円滑に進められますが、会社の飲み会などには参加をしたくないと考えています。行きたくないゴルフなども、仕事をする上で不必要だと感じることも多いです。
そのため、プライベートと仕事の交流をしっかり区別できる職業や会社を選びましょう。
4.まとめ
リアリストには「コンサルタント」「介護士」「システムエンジニア」「タクシードライバー」「警察官」「営業」「医師」といった職業が向いています。リアリストがストレスを溜めずに働くには、プライベートにおいて、会社内部の人とのかかわりが少ない職業や会社を選ぶことがおすすめです。
「こんな仕事をやってみたい」「自分の性格に合う職業を見つけたい」「仕事もプライベートも充実させたい」「たくさん稼ぎたい」「人の役に立ちたい」など、実現したい将来はありますか?転職を成功させて夢を叶えるためにも、ぜひ転職エージェントや転職サービスに登録して求人をチェックしてください。
転職エージェントや転職サービスは複数登録すると下記のメリットがあります。
数ある転職エージェント・転職サイトの中から厳選した3つの転職サービスは下記の通りです。人気の求人は早い者勝ちなので、ぜひ3つとも登録してみてください。
【1位】マイナビエージェント
マイナビエージェントには下記の特徴があります。
【2位】パソナキャリア
パソナキャリアには下記の特徴があります。
【3位】転職会議
転職会議には下記の特徴があります。
転職会議は転職サイトです。転職会議に投稿された口コミ件数は300万件以上にのぼります。年収や残業時間、社風、退職理由などの企業のリアルな口コミを見ることができるので、書類選考や面接の対策も練られるでしょう。
複数の大手転職サイトの求人情報を取り扱っているため、求人数も国内最大級です。さらに、転職会議のサービスの1つである「年収まとめ」では、年齢や勤続年数に応じた年収の推移を見られます。